iPhoneXのフロントの上部には顔認証のFaceIDに利用するTrueDepthカメラをはじめとする各種センサーが配置されており、液晶ディスプレイの上部に凹みがある特殊な形状になっています。
当初これらの各種センサーが並ぶ箇所の呼称は「ディスプレイ上部の凹んだ箇所」「センサー部」等とされ他者に説明する際に苦慮したユーザーも少なくありませんでしたが、ここに来て「ノッチ」という呼称で定着しつつあります。
その大きなきっかけとなったのが設定した壁紙がその特殊な形状のディスプレイによって全面表示できない問題を解消するアプリの「NotchRemover」と「Notcho」の登場でした。
これらのアプリは壁紙の上下にレターボックスのような黒の余白を付け足す事でノッチ部分と画像が被らない状態の壁紙を生成する便利な機能があります。
「NotchRemover」は有料アプリで購入すればフルの機能が利用できる一方、「Notcho」は無料アプリで生成した壁紙にウォーターマークが入りますが課金すれば消す事ができます。
これまでiPhoneXの壁紙の問題については妥協するしかないのかと諦めかけていたユーザーにとって救いの手となったのと同時に比較的安価な販売料金、レジスト料金である事から瞬く間にiTunesのAppランキングでも上位に浮上しました。
この現象をきっかけにiPhoneXのセンサー部が「ノッチ」と呼ばれている事を多くのユーザーが知る事となったばかりではなく正式な呼称としても定着しそうな勢いです。
